設立趣意
21世紀を迎えて、コンピュータがますます生活の場に入ってくることが確実になってきました。社会のIT化基盤が整備されるにつれ、高齢者もコンピュータを利用する機会が増大してきています。しかし、高齢者は必ずしも、コンピュータに慣れていません。その不慣れさゆえに、不便を感じたり、コンピュータを知らないために、不利な扱いを受けたり、機会を逃したりすることが心配されます。
一方では、高齢者は、今後、大きな消費者群を形成することが予想されています。コンピュータは消費行動にも影響を与えるようになりますが、高齢者もコンピュータを利用して、消費情報に接したり、お互いに情報交換を行うことにより、より賢い消費者になることを求められます。
さらに、高齢者がコンピュータを通して、活発に交流し、あらたな興味を発見することが可能になってきました。こうした交流を通じて、高齢者が無気力な日々を過ごしたり、孤独な老後を送ったりすることがなく、活き活きと生きていける社会を創造したいと考えています。
このような社会を実現するためには、高齢者はコンピュータを利用するための一定の技能が必要です。私達は、高齢者に対してコンピュータ指導を行いたいと考えています。
その指導に当たっては、高齢者の特徴を勘案し、ゆっくりと、繰り返し行うこととします。さらに、操作を覚えることから始めるよりも、それまで積み重ねてきた経験を活かして習得するよう工夫します。例えば、趣味仲間の会報作りやホームページ作り、子孫に伝える先祖物語を作るなどの身近なところから、パソコンの便利さを体得して貰うように取り組みます。
一方、高齢者には、すでに、仕事などでコンピュータに習熟している人々がいます。その人達にとって、現役引退後に、その知識を生かす機会ができることは、生きがいとなるでしょう。また、コンピュータに慣れるにつれ、初心者だった人たちも、活用する力を保有することになるでしょう。このような方々が、その能力を発揮する機会を作りたいと思います。
私達は、単に、コンピュータに習熟することを目指すだけでなく、コンピュータを使って人生を楽しむことに力を注ぎたいと思います。高齢者のための交流行事、社会活動参加機会の発掘に努めます。このような活動によって、シニア同士が、コンピュータやインターネット等の情報通信技術を学び合い、支え合い、助け合って、豊かで充実したシニアライフの実現を目指します。